0から始める動画編集の心得

動画編集

こんにちは、sequenceのコリスです。
今回は動画編集の入門編。
“そもそも動画を編集する”とはどういう事なのか?

動画編集をする際に気を付けるべきポイントを解説していきたいと思います。

これを読むことで
・動画編集はどんな作業をしているのか
・動画編集を行うことで伝えたい事が明確になる

・動画編集をしているけど上手くまとまらない
という事が理解、解決すると思います。

それでは早速、解説していきましょう

そもそも編集とは何なのか?

皆さん編集という言葉は聞いたことがあると思います。
特に動画編集となると、カットや、繋ぐと行ったワードが連想されるのではないでしょうか?

動画編集に限らず、雑誌や、小説などの書籍、
ラジオなどにも編集者という肩書きの方がおります。

では書籍やラジオの編集と動画の編集、全く別の仕事でしょうか?
僕は同じだと思っております。
なぜなら、

どちらもお客さんに情報を分かりやすく伝えること
を行なっているからです。

書籍の編集者は文章の内容や、レイアウト、構成などを考えて読者が読みやすいように、一冊の本をまとめてゆくと思います。
動画の編集も同じです、様々なカット、構成、テンポ、配置
それらを全体的に俯瞰視して視聴者に1番伝わるであろう最善の見せ方を模索するのです。
それが編集だと思います。

ではどのようにすれば、視聴者に伝わりやすい編集になるのでしょぅか?

伝えたいことを明確にする

ズバリこれです。
当たり前のことに聞こえるかもしれません。
そもそも何かを伝えるために作っていくのですから、
しかし動画の編集となると話はすこし違います。

例えば親御さんが子どもの運動会のビデオを作るとします。
ここで1番に伝えたいことは何でしょう?

「我が子の頑張り」ではないでしょうか。

徒競走で精一杯走る我が子、必死に玉入れをする我が子、組体操で力一杯踏ん張る我が子。
様々な競技を撮影して思い出に残すために編集を行いたいとします。

ここで撮影した映像のことを想像してみてください。

運動会の会場、次は徒競走です。
大勢の親御さん達が我先にと良い撮影ポイントを抑えています。
出遅れた私はやや後ろの方、カメラを構えても前の人が邪魔になります。
あ、もう我が子がスタートする番、
急いでカメラを構えますが、前の人の頭が邪魔でよく撮影できない。
「よーい、スタート!」
我が子のレースが始まりました。
前の人の頭より高い位置にカメラを上げようと思い、両手でカメラを高く掲げます。
やっと我が子がフレームに収まったよう。
しかし突然、後ろの方がぶつかってきました。
ショックでカメラを落としてしまう私。
急いで拾い上げ再度カメラを掲げます。
なんとかゴールの瞬間は撮影できました。

さあ、今撮影した映像はどうなっているでしょうか?

映像の冒頭、焦っているのかカメラが揺れていて見ていると酔いそうです。
なんとか揺れは収まりましたが、前の人の後頭部が全面に映っています。
後頭部の映像に「よーい、スタート!」という音が虚しく響きます。
カメラが動きました。
高く上がり、大勢の親御さん越しに我が子の走る姿を初めてカメラが捉えました。
しかし後ろの人がぶつかったのでしょう。カメラが落ち地面が写っています。
急いで拾い上げられ再度我が子の姿を収めるカメラ。
そのままゴールの瞬間を抑えます。

このような映像が撮影されているのではないかと思います。

さて、ここで見出しのタイトルに戻ります。
相手に伝わりやすい編集とは、伝えたいことを明確にする。
と申し上げました。

今回伝えたいことは、「我が子の頑張り」です。
徒競走の頑張りを残そうとしている時に、前の人の後頭部を映している場合ではありません。

動画編集ではいらない部分は捨てる

皆さん、もうお分かりですよね。
動画編集で「伝えたいことを明確にする」というのは、
言い換えると「要らない映像を捨てる」という事です。

上記のカメラが我が子の姿を収めていない映像は、いらないという事です。
これがカット、オミットなどと言われているテクニックです。

では先程の映像でカットするべき箇所はどこでしょう?

1.冒頭から我が子の姿を収める前までの映像
2.カメラが落ちて地面を写している映像

上記2箇所をカットすることで、映像は我が子が映っている瞬間だけを見せることが出来ます。
これが動画編集の基礎となります。

映画、ドラマ、YouTubeなど映像作品の基本は全て同じ

映画や、ドラマの撮影では俳優がお芝居をする前にカメラは録画をスタートします。
そして監督の「よーいスタート!」の掛け声とともに俳優がお芝居をし、
「カット!」の合図でお芝居をやめ、カメラも録画を停止します。

この映像も同じです。
映像を再生するとお芝居が始まる前から撮影されており、
「よーいスタート!」の掛け声とともにお芝居がスタートします。

しかし、物語を視聴者に伝える際に「よーいスタート!」の掛け声は不要です。
このように撮影素材の要らない部分をカットしていき、伝えたい部分だけを残してゆくことで、
動画作品はよりあなたの伝えたいことが明確になっていきます。

まとめ

動画編集がどのような作業をしているのか分かりましたでしょうか?

動画編集がうまくまとまらない。と悩んでいる方はまず、
必要なところだけを残した骨組みだけの状態に編集してみてください。
きっと作品の本質が見えてくると思います。

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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